・マーケティングがよくわからない
・マーケティングについて調べても理解できなかった
・マーケティングには高度なIT技術が必要で自分には難しそう
・テクニックやノウハウが沢山あって、マーケティングの何から学べばいいのかわからない
子育てしながら在宅ワークで月収50万円を達成するべく、
Webマーケティングでレベルアップ中の30代ママです。
この記事では、マーケティングがよくわからないという方へ、身近な言葉をつかって分かりやすく解説しています。
先にマーケティングについて簡単に説明します。
マーケティングとは、商品づくりから販売するまでの全てのプロセスを設計し、売れる仕組みを作ることです。
そしてマーケティング力が上がると、商品を売り込まなくても商品が売れる状態を作れるようになります。
経営学者ドラッガーさんの表現をお借りすると
「マーケティングの究極のゴールは、営業活動をなくすこと」です。
自分で販売活動をせず、お客様の方から商品を買いたい!とやってきてくれる状態をつくる。
これが、マーケティングを身に付けビジネスに活かせたときに実現できる未来です。
しかしマーケティングというと単語は知っていても、具体的に理解するのは難しい。
何から学べばいいのかわからない、と感じていませんんか。
この記事を読み終えたあとは、マーケティングの本質がわかり、何を意識し学んでいけばいいのかがわかるようになります。
マーケティングへの理解を深め、自分の武器としてビジネスに活かしていきましょう。
マーケティングについて
はじめに、マーケティングを理解する上で大切なことをお伝えします。
それは、
人間を理解するということです。
そのための第一歩が「自分自身を理解する」ことになります。
ここができていないと、マーケティングのテクニックをいくら学んでも十分に活かすことはできません。
結局、「マーケティングはよくわからない」という結果になってしまいます。
人間を理解するというポイントの前に、なぜわたしたちはマーケティングがよくわからないのか説明します。
一般的にマーケティングとは?
マーケティングは商品づくりから売上をたてるまでの一連の流れであり、ビジネスのほぼすべてに必要な要素となります。
ニーズのある商品を調査したり、どんな人が好んで買ってくれるか分析をしたり、戦略を練って広告を打ち出したり、色々な活動を意味しています。
ビジネスのほとんどがマーケティングの要素で成り立っているのです。
つまり、マーケティングを理解せずにビジネスをしていることの方が不自然といえます。
しかし、こう言われても、まだまだ理解がふわっとしているなんて方もいるのではないでしょうか。
マーケティングがよくわからない原因
わたしたち日本人は、マーケティングについてほとんど理解していません。
なぜなら、日本ではマーケティングについて学ぶ機会がほとんどないからです。
だから、日本人はマーケティングを高度な専門スキルだと思い込んでいて、ほとんどの人がマーケティングを理解しないまま働き、生活しています。
みなさんは、インターネットで「マーケティングとは?」と検索したことはありますか?
恐らく検索結果のページを閲覧しても、よくわからなかったのではないでしょうか。
簡単な解説はありますが、3C分析やSWOT分析、SEO対策など見慣れないキーワードとセットで説明されることがほとんどです。
これでは頭に入ってきませんよね。
これらは、マーケティングで効率よく商品作りをしたり、集客、販売したりするためにノウハウやテクニックを仕組み化したものです。
そもそもマーケティングがどんなものなのかがわからないのに、ノウハウやテクニックを学んでも理解できないのは当然です。
例えるなら、水泳教室ではじめに飛び込みから教わるようなものです。
その前にまず水に顔をつけて息を止めるとか、そもそも水に浮いてみるとか基本的なことができないと、難しいですよね。
それでは、マーケティングで何から理解すればいいのか解説していきます。
マーケティングでまず理解すべきこと
マーケティングで大事なのは人間理解力
すでにお伝えしたように、マーケティングではじめに理解すべき大切なことは、「人間を理解する」ということです。
人間を理解するというのは、人の気持ちや特性を理解するということです。
ここでピンとこない人は「思いやりの心」をイメージしてください。
まず、わたしたちがビジネスで実現したいことは、(モノやコトに限らずなんらかの)「商品を売る」ことです。
そのためには、買ってくれる人を集めて、購入してもらう必要があります。
マーケティングらしく言い換えると、「人を惹きつけて、行動させる」のです。
そのために、思いやりの心を持って相手のことを考えます。
どうしたら人は惹きつけられるのか?
どうしたら人は行動してくれるのか?
ここを考えることがマーケティングの入口といえます。
マーケティングを身近に感じてもらうために、もう少し身近な場面に置き換えて解説します。
大切な人の誕生日プレゼントを選ぶ場面をイメージしてください。
相手が喜ぶ顔を想像しながらこんなことを考えませんか?
好きなものは何かな?
いくらぐらいのものだったら快く受け取ってくれるかな?
ラッピングは何色がいいかな?
どんなふうに渡したら喜んでくれるかな?
これ、マーケティングと同じなんです。
どんな言葉を使ったら伝わるか?
どんな商品だったら買ってくれるか?
どうしたら満足してくれるか?
人の気持ちを理解できる人はマーケティングに強いといえます。
みなさんの思いやりの心が、マーケティングでは重要になるのです。
ここまでかみ砕いてみると、マーケティングが自分にも習得できそうだなと感じられませんか?
専門的なテクニックを学ぶ前に、マーケティングの根っこには人間を理解し、相手に伝わる言葉や行動をとることが重要だと理解してください。
人間理解力の身に付け方
では、どうやって人間を理解し、相手に伝わる言葉や行動がとれるようになるのでしょうか。
結論、まずは自分自身を理解しましょう。
- あなたがこの記事を読もうと思ったのはなぜでしょうか。
- あなたがその商品を手にしたのはなぜでしょうか。
- あなたがダイエットを諦めてしまったのはなぜでしょうか。
その理由を理解しようとすることが人間理解力を鍛えることにつながります。
ここではぜひ、自分の特性を知り、どうしたら自分が惹き付けられて行動するのか具体的に書き出してみください。
自分のことを理解してこそ、他人を理解できるようになります。
このステップを踏むと、人を惹き付けて、行動させる方法がクリアにわかるようになるのです。
それでは代表的なWebマーケティングの事例から、マーケティングと人間理解力の身に付け方についてお伝えします。
Webマーケティングでわかる人間理解力を鍛えるポイント
Webマーケティングの考え方に沿って、人間理解力を鍛えるポイントをご紹介します。
ちなみにWebマーケティングとは、言葉の通りWeb上でマーケティング活動を行うことです。
Web上で集客し売上を立てるという活動をします。
つまり、Web上で人を惹き付けて、集まってくれた人に行動してもらうよう促していきます。
ここでは代表的な2つのパターンに沿って、自分自身が商品を購入したときを振り返りながら分析してみましょう。
「買いたい」という欲求が強いとき
まずWebマーケティングの基礎といえるのが、「すでに興味があってその商品を欲しい」と思っている人を見つけて、商品を紹介する方法です。
例えば日焼け止めを売りたい場合、インターネットで「日焼け止め」と検索した人に自分の商品を紹介するページを表示させて見てもらうのです。
相手は「日焼け止めを買いたい」と思っていたので、お目当ての商品がでてくれば高確率で購入してくれます。
この時マーケティングの観点では、どのようなキーワードで検索をするのか、広告はどういう見せ方をしたら目に留まるのか、など「買いたい」と思っているお客様の気持ちになって考えることが大切です。
まずは、普段自分が何か欲しいと思った時の行動を考えてみてください。
- スマホで調べるならどんなキーワードを使っているか?
- どんな広告の文字に惹かれたのか?
- どんな画像に惹かれたのか?
- 何色に目が留まったのか?
など、実際に自分だったらどう感じているのか、具体的に理解するところから初めてみましょう。
《やってみよう!》
過去に自分が欲しいと思い商品を見つけて購入した場面を思い出し、
・欲しいと思ったキッカケはなにか
・どんなキーワードを使って検索したか
・どんな見出しに惹かれたか
・どうして購入しようと思ったのか など
具体的に書き出してみてください!
「興味はあるけど買いたいとまでは思わない」欲求レベルのとき
実は、はじめから買いたいと思っている人はあまり存在せず、世の中のほとんどの人が「興味はあるけど買わない」人です。
「興味はあるけど買わない」人に対しては、そういう人を集めて、欲しくなるように教育する必要があります。
たとえば公式LINEやメールマガジンといった方法がそれに当てはまります。
では、そもそもなぜ人は興味があっても買わないのかわかりますか?
人は「必要性と緊急性」が揃って、やっと購入(行動)するようになります。
ポイントは緊急性です。
実はどんなに必要性だけを訴えても、人はなかなか行動してくれません。
なぜなら、わたしたち人間は「変化を嫌う」生き物だからです。
そのため、行動(変化)しようとしたときに、行動にブレーキがかかってしまうのです。
(※これはホメオスタシスという人間の性質が影響しています。ホメオスタシスについて、詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。人間理解のためには必修です!)
たとえば、朝起きて歯が激痛だった場合、すぐにスマホで歯医者を検索して病院へいきますよね。
でも、歯科検診だったらそんなに早く行動しませんよね。
必要だとわかっていても、面倒だな、行かなくていいなと考えるのではないでしょうか。
こういった人間が本来持っている性質を理解しているかどうかも、マーケティング力に影響します。
ここでも、これまでに自分がどういう場面で購入したか?または、ためらったのか?を思い出してみてください。
- どんな場面で行動にブレーキがかかったのか
- 逆に、緊急性を感じて行動してしまった要因は何か
自分自身の気持ちの変化や特性を理解することが、人間理解を鍛えることとなります。
まずは自分が惹き付けられ行動した要因を理解し、人間理解を深め、マーケティング力の向上に繋げていきましょう。
《やってみよう!》
過去に自分が商品を購入したり、ためらった場面を思い出し、
・必要性と緊急性はぞれぞれどうだったか
・どんなブレーキがかかったか
・どんな気持ちの変化があったのか など
具体的に書き出してみてください!
まとめ
・マーケティングで大切なのは、人間理解である
・ビジネスのほとんどの要素がマーケティングである
・テクニックを学ぶ前に、人間の性質や特性を理解しよう
・マーケティングの根っこには思いやりの心がある
・人間を理解するためには、まず自分自身を理解しよう
マーケティングの根本には、人間を理解して思いやる気持ちがあります。
難しい名前のついたテクニックや解析ツールは確かにありますが、相手は人間なのです。
そうすると、マーケティングがとても身近なものに感じませんか?
まずは人間を理解する。
そのためにすべきことは、自分自身への理解です。
テクニックの前に、自分をキッカケに人間理解を深めてみてください。
この本質を抑えておくことで、マーケティングへの理解度が格段にアップするはずです。
マーケティングはいわゆる「稼ぐ」ために必要なものですが、人間の特性を学んでいくことは自分自身の制御にも繋がります。
人間を理解する過程で、これから先、努力したいとか、目標を成し遂げたいと思った時に、途中で諦めず自分をゴールへ導くこともできるようになるのです。
先述のホメオスタシスに関しては必ず学んでおいてください。
マーケティングにも自分自身にも重要な知識です。
それでは!自分には関係ないと思わず、マーケティングの本質を理解して身に付けていってください。
最後までお読みいただきありがとうございました!!