・いつも最後まで頑張れない
・何をしても途中で諦めちゃう
・やる気が出るのははじめだけ
・自分の弱メンタルがつらい
・頑張ってやるだけ無駄かな
子育てしながら在宅ワークで月収50万円を達成するべく、
Webマーケティングでレベルアップ中の30代ママです。
この記事では、頑張りたいのにいつも諦めてしまう方へ、最後まで頑張れる秘訣をお伝えします。
自分は頑張れない、中途半端に諦めてしまう。
悪いのはメンタルが弱い自分のせいだと自己嫌悪してしまう。
こうやって自分を責めていませんか?
せっかく目標をたててスタートしても、最後まで頑張りが続かないことって経験ありますよね。
はじめた頃はモチベーションも高く、目標達成した先を想像してワクワクした気持ちになっていたのに途中で諦めてしまうなんてことも。
そして自分のメンタルの弱さに落ち込んでしまう。
しかし!
実は、わたしたちが頑張れない原因はメンタルの弱さではなく「ホメオスタシス」という性質なのです。
これから新しいことや目標に挑戦したい人には、ぜひこの「ホメオスタシス」について知っていただきたいと思います。
頑張れず諦めてしまう原因はホメオスタシス
ホメオスタシスとは
ホメオスタシス(英語:homeostasis)とは、日本語で「恒常性」という意味です。
恒常性とは、私たち人間の身体が一定の状態を保とうとする性質のことで、生命が生きていく上では欠かすことができない機能です。
例えば、わたしたちの体温や呼吸、心臓の動きは常に一定の状態で保たれています。
たまに呼吸や心臓が止まることになっていたら大変です。
そしてホメオスタシスは身体機能だけではなく、心理にも作用します。
生存本能として、「無事に生きている現状=安全」であり、そこから変化することは危険なことだと考えます。
少し専門的な言い回しになってきたので、簡単に言い換えますね。
つまり、
「わたしたち人間は、変化したくない生き物」なんです。
行動や考えに変化が起きようとすると、自然とブレーキがかかり、元の状態に戻ろうとします。
しかも変化した方が理想の未来が待っているとわかっていても、ホメオスタシスは変化しないように働きかてくるのです。
例えば、
・ダイエットのため毎日体重計にのると決めたのに、3日後にはのらなくなった
・朝活を心に決めたのに、翌日には起きれなくなった
・断捨離しようとして荷物を出したが、捨てずに元の位置に戻した
・英会話スクールに入会したけど、話せるようになる前に退会した
・ベッドに入ると、止めたくてもついスマホを見てしまう
ほとんどの人に、頑張りが続かず途中で諦めてしまい、そんな自分に落ち込んだ経験があるのではないでしょうか。
頑張れない原因はメンタルが弱くて、誘惑などに負けてしまったのではなく、
ホメオスタシスという性質を理解せず、対策できていなかったからです。
わたしたち人間「変化を嫌う」生き物です。
世の中のうまくいっていない人のほとんどは「ホメオスタシス」を知らずに対策してこなかったことが原因といえます。
自分は頑張れないという勘違い
ホメオスタシスの対策についてお話しする前に、もう一つ理解を深めておきましょう。
このホメオスタシスを知らないことによって、わたしたちは「自分は頑張れない人間なんだ」と勘違いしていることがほとんどです。
人間が頑張りたいのに頑張れないとき、高確率でホメオスタシスが働いています。
さらに人間には自分の心を守るために、自分自身を正当化する性質があります。
このせいで、「自分は頑張れない」という状況を都合よく受け入れてしまっているのです。
例えばこのような経験はありませんか?
英語を話せるようになりたくて英会話スクールに通いはじめたけど、なんだか最近つらい。
難しいし、話せるようにならないし、、、
もう、やめたくなってきちゃった。
自分には英語なんて話せない、無理なんだろうな。
ホメオスタシスは変化を嫌う性質です。
よって「変化する前の状態」=「英会話スクールに通う前の私」に戻ろうとしてきます。
はじめは「英会話を話せるようになりたい」と思っていたのに、ホメオスタシスが「英会話スクールに通う前の自分」に戻ろうとさせるため「つらい・やめたい」と思うようになるのです。
そしてうまく行かないことによって、私たちは自分を責め、自己嫌悪に陥ります。
さらに人間の心は強くありませんので、心を守るために自分を正当化しようとするのです。
つまり、ホメオスタシスによって「つらい・やめたい」と思ってしまった今の状態を認めるようになるのです。
「今つらくて頑張れないのは、英会話は自分には向いていないし、本当にやりたいことではなかったから」と理由を着けて、頑張れない自分を肯定してしまいます。
ホメオスタシスを知らず、対策できていないために、頑張れない自分を自分自身で作り上げてしまっているのです。
頑張れない自分から脱却する方法
ホメオスタシスの対策は2つあります。
・ホメオスタシスを意識する
・ホメオスタシスを活用する
対策1:ホメオスタシスを意識する
新しいことに挑戦したり、習慣を変えようとしたとき、つらい・やめたいとネガティブな感情になったら、「ホメオスタシス」を意識するようにしましょう。
ホメオスタシスを意識するだけで、自分の行動や感情を客観的に見ることができ制御がしやすくなります。
例えば、
ダイエット中にチョコレートを食べたくなった時や、朝活するはずが二度寝しそうになった時に「ホメオスタシス」意識してみてください。
私はいまダイエット中!
お菓子を食べないって決めたけど、今無性にチョコレートが食べたい…
でもこれって、ホメオスタシスが働いているせいかも!
冷静に考えたらお腹すいていないし、食べなくても大丈夫そうだわ♪
ホメオスタシスを意識できるようになるだけで、自分を客観的に制御しやすくなります。
頑張りたい気持ちを継続させるためには、とても効果的です。
対策2:ホメオスタシスを活用する
すぐに身に付けることは難しいのですが、ホメオスタシスを「頑張りつづける」ことに活用します。
ホメオスタシスは現状維持をしようとするため、「頑張っている状態」を現状にしてしまえばいいのです。
たとえば、
・勉強するのが当たり前
・掃除をするのが当たり前
・お菓子を食べないのが当たり前
そうなれば、勉強していないと落ち着かず、お菓子を食べる時にためらってしまいます。
頑張っている状態を通常にするためには、長い時間がかかりますしホメオスタシスによって何度もネガティブな感情に引き戻されるようになるはずです。
ですが、これを乗り越えた先には「頑張れない自分」から脱却して、常に頑張れる状態があるのです。
まとめ
この記事で話した内容はこちらです。
・私たち人間はホメオスタシスによって「変化を嫌う生き物」
・行動や考えに変化が起きようとすると、自然とブレーキがかかり、元の状態に戻ろうとする
・世の中のうまくいっていない人のほとんどは「ホメオスタシス」を知らずに対策していないことが原因
・「自分は頑張れない人間なんだ」と勘違いしている人がたくさんいる
・ホメオスタシスの対策は2つ
対策1:ホメオスタシスを意識する
対策2:ホメオスタシスを活用する
ちなみに、長年働いた会社をなかなかやめられないのも、変化を嫌うホメオスタシスの影響です。
ホメオスタシスはマーケティング領域でもとても重要な要素なので、他の記事でもホメオスタシスのお話しはさせていただきます。
ホメオスタシスを理解できたことで、新しいことに挑戦する勇気が湧いてきませんか?
頑張れない本当の原因を知る前と後ではチャレンジ達成率が全く違います!
まずはネガティブな感情になったとき、ホメオスタシスを意識する癖を身に付けましょう。
1カ月でいいので、毎日「ホメオスタシス」と唱えてみてください。
ホメオスタシスを意識できている状態を「現状」と身体が認識してくれるはずです。
ホメオスタシスの「変化したくない」性質を味方に付け、頑張れる自分になりまょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!