何か作業をしている最中に、目の前のこととは関係のない仕事や家事のタスクやアイデアが思い浮かび、忘れてしまう前にメモを取りたいと思った経験はありませんか。
忙しい時や両手がふさがっている時に限って、メモをとりたい瞬間はやってくるものです。
こういう時は、ボイスメモ機能を使うと非常に便利なのですが、音声データのままではそのあとの取り扱いが面倒です。
音声をそのまま聞き直すのは時間がかかりますし、音声入力の場合はきちんと文字へ変換されているか見届けなければなりません。
現状ボイスメモツールには文字に起こす機能は備わっていないため、音声データを文字にするためのツールが必要になります。
今回は、私がインターネットで見つけて実際に便利だと感じたボイスメモの文字起こし方法について解説します。
iPhoneボイスメモの文字起こしツール
今回解説する方法は、Google AI Studioを利用してボイスメモのデータを文字起こしする方法です。
インターネットで検索すると、音声データを文字起こしできるツールは色々とありましたが、実際に使ってみて便利だったのがこちらでした。
Google AI Studioを利用すれば、iPhone内に保存されたボイスメモデータを簡単に文字起こしできるので、今回はその方法を解説します。
Google AI Studioとは
Google社が提供する最新AIモデル「Gemini」が利用できる開発向けプラットフォームです。Googleアカウントがあれば、誰でもGeminiの最新モデルを無料で試すことが可能です。
Google AI Studioで利用できる「Gemini 1.5 Pro」は動画データから文字起こしができるため、今回はこちらの機能を使います。
スマホからも利用できるようにしておくと、ボイスメモを文字起こしする時に便利ですので、パソコンで操作している方はスマホ版でもログインしておいてください。
Google AI Studioの使い方(はじめての方向け)
「Google AI Studio」をクリックし、Googlアカウントでログインしてください。 こちらの公式サイト
利用規約に同意すると利用可能となります。
モデルは「Gemini 1.5 Pro」を選択
入力欄に日本語でプロンプト(指示文)を入力することで利用
Geminiの使い方はChatGPTやClaudeと同じ要領で大丈夫です。
使用するときは、左メニューにある「Create new prompt」をクリックすると入力画面が中央に開きます。またこちらのツールは利用制限はありますが、基本機能は無料で利用可能です。
スマホで完結!ボイスメモ文字起こしを解説
ボイスメモをGoogle AI Studioで文字起こしする方法
スマホ(iPhone)で録音したボイスメモをGoogle AI Studioを使って文字お越しする方法を解説します。
スマホを手で操作するのも面倒だという方は、SiriやApple Watchを活用することをおすすめします。 ボイスメモを保存する
Webのトップページをホーム画面に保存しておくとすぐに開けるのでおすすめです。 Google AI Studioをスマホかで開く
文字お越ししたいボイスメモをドラッグして、Google AI Studioに張り付けます
プロンプトに「文字起こししてください」と入力すると、音声データが文字起こし完了
iPhoneのアプリ間をドラッグでデータ移動する方法が分からない方へ
先述の③データをドラッグして移動する方法が分からなかった方へ、やり方を解説します。
ボイスメモデータを長押しして選択した状態にします。
ボイスメモデータを指で長押ししたまま、もう片方の手でボイスメモアプリを閉じて、Googl AI Studioを開きます。(この時選択したデータは指にくっついている状態です)
データは長押ししたまま指を動かし、Google AI Studioのプロンプト入力欄に移動させます。
これでGoogl AI Studioへのデータ移動は完了です!
ボイスメモ機能は忙しい方にとっても便利
思いついたことを書き留めておく方法は、スマホのメモ帳などへ音声入力することでも可能です。
しかし音声入力の場合、音声から文字に変換されるのを見届けなければならず、誤変換なども気になってしまいます。
それに対してボイスメモであれば、とりあえず音声で残して、後ほど文字起こしして呼び起こすことができます。
本当に忙しい時、時間がない時、両手がふさがっていてどうしようもない時には、ボイスメモでパっと記録できるのは非常に便利です。
ちょっとしたメモだけではなく、長文・長時間の音声入力と文字起こしもできますので、資料作成の際に文字の手入力が煩わしいときにも活用できます。
生成AIツールを活用して仕事やプライベートで大量に発生しているタスクを効率よく処理し、自分のための時間をもっと作りましょう。
まとめ
思いついたアイデアやタスクは脳内にため込むことたく、すぐに出力することでマルチタスクを避け、忘れて思い出せないという心配もありません。
忘れる前に手元にあるスマホに話しかけるだけで、後ほど呼び起こすことができますので、ぜひ活用してください。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。