Chatgptを使い始めてはみたものの、イマイチ期待した通りの回答がでてこない、使いこなせてる感じがしないとお悩みではありませんか。
・ChatGPTからイマイチ期待した通りの回答をもらえない
・ChatGPTを使いこなせている感じがしない
・業務で利用できるほど、使いこなせていない
・やっぱりプロンプトを勉強しないといけないのか
ChatGPTは便利な生成AIツールの一つですが、使いはじめの頃はコツがわからず期待通りの回答が得られず、難しい感じてしまうものです。
またインターネットで使い方を調べると、「プロンプトが重要」というコメントも見受けられ、結局高度な専門知識が必要なのではないかと頭を悩ませてしまいます。
そこで今回は、プロンプトといった専門的な知識は不要のまま、ChatGPTからうまく欲しい答えを引き出すためのコツを6つお伝えします。
全てを一度に理解して使うというよりも、一つずつ自分が使いやすい方法を試していただきChatGPTを扱う感覚を掴んでいただければ大丈夫です。
ChatGPTは質問次第で回答が変わる
たとえば人間に対して何かを質問した場合、こちらの質問の仕方次第で様々な返答が返ってきますが、これはChatGPTも同じです。
ChatGPTは既に設定された定型文を回答として返すロボットではなく、質問に対して都度、最も適切な回答を予想し生成して返してくれます。
人に例えるなら、ChatGPTは「社会人になりたての新入社員」です。
確かに頭は良いのですが、会社や仕事のことを何も知らないので何をしたらいいのか分からず、指示を受けないと動くことができません。
上司が適確に指示を出してあげないと、成果をあげることができないのです。
つまりChatGPTから期待通りの回答を得るためには、ChatGPTが回答しやすいように伝えること、またどんな回答をして欲しいのか誘導してあげることが重要です。
というと「結局難しそう」と感じるかもしれませんが、今回は誰でもできるChatGPTから欲しい回答を引き出す使い方のコツ6つをご紹介します。
ChatGPTで期待通りの回答を引き出すコツ⑥選
①具体的に質問する
どんな答えを引き出したいのか明確にして、具体的な質問をしましょう。
質問の内容が具体的であればあるほど、ChatGPTも具体的に回答してくれます。
結果として、ChatGPTから聞き出したい答え(情報)をスムーズに引き出すことが可能です。
「おすすめの業務改善方法を教えて」
「リモートワーク時の効率の良いコミュニケーション手段を教えて」
②背景や条件を伝える
ChatGPTに質問する背景や、回答して欲しい条件を伝えましょう。
なぜ質問しているのか、どういった回答を求めているのかを伝えることで、欲しい答えに近づきます。
「営業支援ツールを教えてください」
「不動産会社の営業企画で働いています。有名な営業支援ツールを教えてください」
「不動産会社の営業企画で働いている」という今回質問する背景と、「有名な営業支援ツール」という回答の条件を提示することで、より具体的な情報で返してくれるようになります。
背景や条件を伝えることで、ChatGPTはこちらの検索意図を理解して回答してくれるため、精度の高い情報を引き出すことが可能です。
③回答の方法を提示する
質問するだけではなく、どんな方法・形式で答えて欲しいのかも伝えましょう。
メールの定型文を作って欲しいか、表でまとめたいのか、リスト形式でみたいのか、場面によって欲しい回答は異なります。
「ビジネスでおすすめの生成AIツールを教えてください」
「ビジネスでおすすめの生成AIツールを、上司に説明できるよう表形式で比較してください。」
「表形式で比較して」というように、どのような形式の回答が欲しいのかを提示することで、希望に沿った内容をChatGPTから引き出せます。
また「上司に説明」という条件を伝えることで、ビジネスに適切な言い回しや日本語を使って回答を生成してくれます。
逆に「小学生でもわかるように」と条件をつけると、小学生でも理解できる日本語や表現で説明してくれるため、ChatGPTの回答が難しく理解しにくい場合には試してみてください。
④質問しなおす
ChatGPTから期待していない回答が返ってきた場合は、諦めずに質問し直してみましょう。
どこがどう違うのか、またはどんな回答が欲しかったのかを伝えるとChatGPTが軌道修正してくれます。
また一度得られた回答に対して、さらに深堀する形で質問し続けることも精度の高い回答を得るためには重要です。
最初の質問「おすすめの営業支援ツールを教えてください」
↓
次の質問「日本国内の小規模事業者向けのツールを教えてください」
質問する内容を絞り込みしたり、具体的な質問を繰り返すことで、より希望する欲しい答えを引き出すことができます。
⑤ステップを踏んで質問をする
あれもこれもと一度に回答させようとすると、なかなか期待するような答えにはたどり着けません。
たとえば私たち人間が、競合サービスを比較するためのレポートを作成する場合の手順で考えてみましょう。
簡単に手順を示すと、(手順1)競合サービスを調べ、(手順2)比較する表をつくったり分析をし、(手順3)そのうえでレポート形式にまとめます。
この手順をChatGPTにも踏ませてあげることで、精度の高い回答を得ることが可能です。
【④質問し直す】でも説明したとおり、ChatGPTへの質問を繰り返ししながら、欲しい回答へたどり着くようにすると良いでしょう。
⑥逆質問させる
これは期待通りの回答を引き出すためには、かなり有効な手段ですのでぜひ試してください。
ChatGPTの回答に対して、下記のように質問してみましょう。
「この回答をよりよくするために必要であれば、わたしに質問してください」
このように質問することで、ChatGPTが私たちの質問意図を理解するために必要な情報をChatGPT自ら引き出してくれます。
あれこれこちらで考えず、ChatGPTが適確に質問してくれるので便利です。
ChatGPTを利用する上での注意点
ChatGPTの使い方のコツがわかったところで、最後にChatGPTを利用するうえでの注意点をお伝えします。
正しい情報だとは限らない
ChatGPTの回答の内容が、全て正しい情報だとは限りません。
というのも、ChatGPTが元としているデータベースが必ずしも正確な情報だとは言い切れないからです。
法律や倫理的にも過った情報や見解が混じっている可能性があります。
ChatGPTの回答はあくまで参考として、使用する前には自分自身で判断するよう気を付けてください。
個人情報や機密情報は入力しない
ChatGPTへ個人情報や機密情報等は入力しないようにしてください。
入力データがChatGPTの学習データとして取り扱われる可能性や、不正アクセス等による情報漏洩リスクの可能性があります。
業務や個人に関する機密性の高い情報は、ChatGPTへ入力しないよう注意しましょう。
最新情報ではない可能性がある
ChatGPTの回答が必ずしも最新情報とは限りません。
ChatGPTのデータベースは定期的にアップデートされていますが、どうしても少し前の情報となります。
ただし今日明日の天気やニュースについて質問するとその場でWeb検索をして回答してくれるので、ChatGPTの回答が最新情報を元にしているのかどうかは、ChatGPTに確認してみるのがおすすめです。
※2024年9月時点、ChatGPTは2023年10月時点のデータが元となっています。
まとめ
ChatGPTから欲しいこたえを引き出すための質問のコツ⑥つをお伝えしました。
②背景や条件を伝える
③回答の方法を提示する
④質問しなおす
⑤ステップを踏んで質問をする
⑥逆質問させる
イマイチ期待した通りの回答がでてこない、使いこなせてる感じがしないと悩んでいる方は、ぜひ上記のコツを実践してみてください。
一つずつ試していただくことで、ChatGPTを扱うコツが理解できるようになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。