YouTube×ビジネス

【ビジネス系YouTube】オープニング台本の書き方!伸びている動画から学んだ成功パターンを解説

YouTubeを眺めていて、気付くと最後まで見入ってしまう動画に出会ったことはありませんか?

今回は、ビジネス系YouTubeで再生数を伸ばしたいみなさんにとって必須となる、オープニング台本の成功パターンを解説します。

いったい何を話せばいいのかわからない
YouTubeの再生数が伸びる気配がない
商品をどのタイミングで紹介するべきかわからない

といったお困りを解決できる内容となっています。

 

恐らく多くの人は、何となくYouTubeを眺めていたら、冒頭で興味が湧いて「最後までみたい」と思ってしまった経験があるはずです。

YouTubeの視聴を伸ばすためには、動画のオープニング部分でいかに視聴者の心をつかめるかが非常に重要となってきます。

今回は有名チャンネルの動画をもとに、誰でもマネできて実践できるYouTube台本の書き方をお伝えします!

有名チャンネルに学ぶ!YouTubeオープニング台本構成

さっそく、YouTube動画のオープニングを作成するための台本構成について解説します。

今回参考にするのはチャンネル登録者数45万人越えの「英語コーチ・イングリッシュおさる」さんの動画です。(※2024年10月現在)

この方は、英語講師として配信していますが、YouTubeマーケターとしても活躍されています。

 

英語コーチ・イングリッシュおさるさんのYouTubeチャンネル

 

YouTubeマーケターおさるさんのX

イングリッシュおさるさんのYouTubeのオープニング台本は4構成となっています。

挨拶

動画概要

タイトル回収

興味付け(PASTORフォーミュラ)

台本構成①挨拶

はじめに自分が何者であるのか、端的に伝えましょう。

実績を伝えることで、動画に対する信頼度が増します。

ただし、ここで長々と経歴を語ってしまうと、視聴者はさほどあなたに興味がないため離脱されてしまう可能性が高くなります。

情報量の注意してコンパクトに挨拶は済ませます。

台本構成②動画概要

この1本の動画がどのような動画なのか、今からどんな動画を見るのかが伝わるように説明してください。

台本構成③タイトル回収

視聴者はタイトルに惹かれて動画を再生しています。

タイトルについて触れ、この先動画を視聴し続ける理由を理解してもらいましょう。

台本構成④興味付け(pastorフォーミュラ)

このパートで興味付けができなければ、視聴者はあなたの動画を最後まで見ることはありません。

自分には関係がない、面白くないと判断した瞬間に視聴を止めてしまいます。

オープニングでしっかりと視聴者の心をつかみ『最後まで見なければ』と感じさせることが大切です。

とはいえこの興味付けがとても難しいのですが、イングリッシュおさるさんと同じ手法を使うことで、誰でも興味付けができる動画を作成することができます。

その手法が、PASTORフォーミュラです。

PASTORフォーミュラは、商品を売り込むのではなく、悩みの解決方法を提示することで、顧客に「購入」や「申し込み」といった行動を自然と起こさせることができるライティング手法です。

伝えたい情報を6つの内容に分けて構成します。

P Problem=問題 「こんなお悩みありませんか?」と、視聴者が抱えている悩みを明確にして投げかける。
A Aspiration=憧れ・共感、Amplify=増幅 悩みを解決しないままでは、今後もっと大変なことになると示唆する。視聴者に『悩みを解決したい。動画の続きが見たい』と思わせる。
S Story=物語、Solution(解決策) これから紹介する方法によって解決できたことを伝える。自身の体験談などをストーリー形式で伝えると効果的。
T Testimony=証言 同じ解決策を実行した方の感想や結果を、具体的な数字を使って伝える。解決先に対する信頼度を高める。
O Offer=オファー 解決策について説明する。
R Respons=行動・応答 購入や申し込みといった行動を起こしてもらうためのメッセージを送る。『今申し込まないともったいない・後悔する』と思わせる。

PASTORフォーミュラについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は一度確認しておいてください。理解が深まり活用しやすくなります。

書けば売れる!セールスライティングの方程式「PASTORフォーミュラ」を解説PASTORフォーミュラは、商品を売り込むのではなく、悩みの解決方法を提示することで、顧客に「購入」や「申し込み」といった行動を起こさせることができるセールスライティング手法です。本記事では、Webビジネスでの集客や売り上げの向上、YoutubeやSNS投稿といった構成にも役立つライティング手法を解説します。...

実例から学ぶ!人気YouTube動画のオープニングを解析

実際に再生回数410万回超えのこちらの動画を参考に、YouTube台本を文字起こししたのでオープニング台本の構成と照らし合わせながら確認していきます。

ちなみにこの動画を視聴した私も、つい「続きが気になる、最後まで見たい」と思ってしまいました。

まだ見たことがない方は、ぜひ一度ご覧ください。

<全904文字>再生回数410万越えのYouTubeオープニング台本を解説

挨拶

Hey gus! It’s Osaru!

 

動画の概要

今回は中学英語完全攻略ということで、この動画1本で中学英語を完全解説していきます。

 

タイトルの回収

皆さんいきなりですが質問です。皆さんが英語ができない理由は何だと思いますか。英会話ができないからですか、それともリスニングや発音ができないからですか。今このように考えてしまった方、残念ながらどれも違います。

 

【P】ASTOR:問題

僕は今まで英会話やリスニング発音向上法を紹介してきましたが英語学習を始めたばかりのあなたにとっては僕が教えたことを『取り組めるどころではない』というのが正直なところではないでしょうか。

 

P【A】STOR:増幅

そう今日指導していくのは、英語学習を始めたばかりの人が一番最初に学ぶべき中学英語で、この中学英語は理解できないという問題を放置しておくと、英会話リスニング発音を鍛えても効果が全くない。それどころか皆さんの貴重な学習時間を全て無駄にしてしまうことになります。でも安心してください。今日の動画で中学英語を9割以上完璧に理解することが できます。中にはこの動画をきっかけに短期間で英語が上達する人が出てくるかもしれません。

 

PA【S】TOR:解決策

僕も以前は大学1年に英語を学習した時は中学英語すらわかりませんでした。しかしそれは5年以上も前のことで、今はもちろん全て理解し英語を第二言語として完全に習得しています。

 

PAS【T】OR:証言

僕だけではなく指導してきたレッスン生も英検3級から3ヶ月で英検2級に合格。10年以上の英語のブランクがあるにも関わらず英検3級から 2ヶ月で英検2級に合格。英検準2級から1 ヶ月半で英検2級に合格。3ヶ月の学習英検、初受験で英検2級に合格し最近のもう3 ヶ月後には英検準1級に合格した主婦の方もいます。

 

PAST【O】R:オファー

これだけ今日の中学英語はあなたの英語学習の礎になります。
もしこの動画を見てるあなたが中学英語を理解して英語学習の良いスタートを切りたい、英会話習得 や資格を習得して英語力を向上させ周りから認められたいと思っているのであれば、今回もかなり貴重な話をすることになります。

 

PASTO【R】:行動

今回は「中学英語の授業」「1億人の英文法」 を主に参考にさせていただきました。ぜひ気になる方は手に取ってみてください。それではスタートします。

ここまで開始から1分54秒でした。

台本作成時の注意点

PASTORフォーミュラを使う際に、情報を誇張して事実とはことなる問題や実績を提示することがないように注意しましょう。

今回ご紹介した台本構成は、視聴者の悩みを解決できるような商品を訴求したいときに有効な方です。

紹介したい商品や、ターゲットによってはこの構成が合わないこともあります。

自分が訴求したい商品、作成したい動画内容を良く理解したうえで、台本作成に取り掛かりましょう。

まとめ

YouTubeで再生数を伸ばすためには、視聴時間を伸ばす必要があり、そのためには動画のオープニングは非常に重要です。

今回は、動画の冒頭で視聴者の興味を引き『最後まで見たい』と思わせることができる台本構成について解説しました。

まだこの構成で台本を書いたことがないという方は、ぜひ一度役立てられないか見直してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。