ビジネスマインド

集客力アップの仕組み【返報性の原理】から取るべき行動を解説

良い商品さえつくれたら、宣伝すれば人は集まるし売れる!!

そんな風に思っていませんか?

残念ながら、

たとえどんなに素晴らしく良い商品であっても、

お金を掛けて広告を出したからといっても、

必ず集客ができて売れるということではありません。

集客するということは、みなさんは相手に信頼していただく必要があるのです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

 

ここは、みなさんがお客さま視点にたったときの行動を思い返してみてください。

どうしてそのイベントやセミナーに申し込みましたか?
どうしてその商品を買おうと思いましたか?

実は人間の行動心理を理解することで、その仕組みがわかるようになります。

その中でも今回は「返報性の原理」をもとに、集客ができる仕組みについて解説いたします。

そしてたった1つ、みなさんが会社員の場合でも、独立してビジネスをする場合でも

常に意識して行動していただきたいポイントがあるのでお伝えさせていただきます。

これが実践できると、集客だけではなく、良好な人間関係を築くこともできます。

人間の行動心理を理解して、人が集まりたくなる・買いたくなるスキルを身に付け使いこなしていきましょう。

【集客力アップ】信頼を築く行動

まず、会社員の場合でも独立している場合でも、ビジネスにおいて大切な行動をお伝えします。

普段から、見返りを求めないGIVE(ギブ)をしましょう。

なぜなら、人はいつもGIVE(ギブ)してくれる相手に対して、お返しをしたいと思っている生き物だからです。

みなさんが普段から周囲にGIVE(ギブ)をすることで、その結果、集客したときに前々からお返ししたいと思っていた人たちが、こぞってお返しをしに集まってきてくれるのです。

 

たとえば、会社で別のフロア・別部署の名前しか知らない人の結婚パーティのお知らせを受けても、なかなか行こうとは思いませんよね。

それに対して、いつもお世話になっている先輩の結婚パーティだったら、お祝いを伝えるために参加したいと思いませんか。

でもその先輩がとても横柄で普段から関わりたくないなと思っているような人だったら・・・あまり行きたくはありませんよね。

この心境の違いについて、好き嫌いの話しではなく「返報性の原理」という行動心理に基づいて解説していきます。

また”見返りを求めない”というのがとても重要ですので、このあと順番に解説していきますね。

返報性の原理とは

人に何かをしてもらった時に、自分も『お返しがしたい』!

と思う心理のことです。

相手に親切にしてもらったらお礼をお返したいと思う、とても多くの人に当てはまる自然な行動心理です。

返報性の原理【4種類】

返報性の原理は4種類に分類することができます。

  • 好意の返報性
  • 敵意の返報性
  • 譲歩の返報性
  • 自己開示の返報性

それぞれの解説はこちらに記載します。

好意の返報性
好意や親切を受け取ったときに、お返ししたくなる心理
例)誕生日祝いを貰ったら、お返しをしたいと思うこと

敵意の返報性
悪口や態度など、敵意を受け取ったときに同じように相手に敵意を向けたくなる心理
例)相手にひどい態度をとられたとき、怒ったり悪口を言いたくなったりすること

譲歩の返報性
相手が譲歩したときに、自分も譲らなければと思う心理
例)席を譲られたときに、さらに譲ろうとして「どうぞ」と言ってしまうこと

自己開示の返報性
相手が心を開いてくれたとき、自分も心を開いて話しがしたいと思う心理
例)初対面で相手が緊張していると打ち明けてくれると、自分も気楽に話ができるようになること

自分の過去の行動を振り返っていただくと、どれも実際に経験があったのではないでしょうか。

「返報性の原理」はとても身近で、わかりやすい原理です。

自分が与えたものを、相手は返してくれます。

そしてそれは、プラスの感情もマイナスの感情もどちらもです。

わたしたちは、普段から「自分が与えたものが返ってくる」ということを意識しておく必要があります。

「集客したい」「売りたい」と思うのであれば、相手からプラスの感情をお返ししてもらえるような行動を普段からとるのです。

これはビジネスに限らず、良好な人間関係を築くためにもとても大切です。

つまり普段から誰かのためになることを考えて行動し、GIVE(ギブ)を習慣化していきましょう。

返報性の原理を活用した集客術

集客できるようになるためには、商品づくりはもちろん大切ですが、普段から価値を提供(GIVE)し相手から信頼を獲得することが大切です。

なぜなら、人は信頼できない相手から商品買うことはないからです。

騙されてるとわかっていて、お金を払う人はなかなかいないはずです。

つまり普段から相手にGIVE(ギブ)することで信頼を獲得し、いざ自分が商品を売りたい、集客したいと思った時に相手が自分にお返ししたくなるような状態を築くのです。

たとえば、

SNSやブログを使った発信活動はまさにGIVE(ギブ)の活動です。

常日頃から有益な情報を無料で提供しつづけているアカウントは自然と人が集まりフォロワーが増えていきます。

みなさんがフォローしているアカウントのなかにも、そういったものはないでしょうか。

『このアカウント(人)は、いつも役に立つな』と思ってもらえれば、いざ集客したときに、人は話しを聞きに集まってくれるようになるのです。

もし、みなさんが思うように集客できなかった場合、普段のGIVE(ギブ)が足りていないのかもしれません。

返報性の原理で気を付けること

「よし、これからGIVE(ギブ)するぞ!」

と意気込まれたみなさんに、気を付けて欲しいことが2つあります。

間違ったGIVE(ギブ)をしてしまうと、

最悪、人がはなれていき、そもそも誰もみなさんのGIVE受け取ってくれなくなるためご注意ください。

注意点はこの2つです。

  • 下心が見え見えなGIVE
  • プレッシャーを感じさせるGIVE

 

まず、人は下心が見えた瞬間に心が離れます。

「こんなに親切にしてやってるんだから、わたしにも親切にしてよ!」

そんな態度をとられたら、『じゃあ親切にしないで』って思いますよね。

わたしたちは下心というのは忘れて、見返りを求めないGIVE(ギブ)をしていきましょう。

 

またGIVE(ギブ)することで相手にプレッシャーを感じさせてはいけません。

たとえば無料の試食コーナーをイメージしてください。

試食コーナーで営業マンがギラギラとした面持ちで待ち構えていたら

『試食したら話しかけられそうだな。買わないといけない雰囲気になりそうだな』

そんな風に思いませんか。

もしそう思ってしまったら、いくら無料でも、いくら美味しそうでも試食したくありませんよね。

この場合、たとえば営業マンが「人気投票をやってるので試食してってください!」と言ってくれれば、GIVE(ギブ)を受け取る側もそこまで気構えすることなく、安心して試食ができます。

GIVE(ギブ)をするときには、下心やプレッシャーを感じさせてはいけません。

はじめに”見返りを求めない”とお伝えしたのもこのためです。

これからは、見返りを求めないGIVE(ギブ)を徹底して習慣化していきましょう。

まとめ

ビジネスで集客したいと考えているのであれば、

良い商品をつくることはもちろん大切ですが、

まずは普段から見返りを求めないGIVE(ギブ)し続けることが大切です。

どんなに良い商品であっても、お客様がみなさんのことを信頼してくれなければ、集まってもらえませんし、買ってくれません。

今回は、返報性の原理をもとに人が行動する仕組みと合わせて、「見返りを求めないGIVE(ギブ)」の重要性をお伝えしました。

見返りを求めないGIVE(ギブ)ができる人は、周囲から信頼を獲得でき良好な人間関係を築くことができます。

行動心理をうまくとりいれ、ビジネスを前進させましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!