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ChatGPT初心者向けの便利な使い方<8選>|仕事や生活ですぐに実践できる活用方法

生成AIを使うと便利になると言われていますが、実際にどうやって使ったらいいのか分からない方へ、ChatGPTの便利な使い方を解説します。

解決できるお悩み

・ChatGPTを使ってみたけど、どうしたら便利になるのかイマイチピンとこない
・ChatGPTに質問はできるけど、仕事に活用する方法がわからない
・みんながどうやってChatGPTを使っているのかが知りたい

今回は、はじめて生成AIを触る人のほとんどが使う、ChatGPTをベースにご紹介します。

ChatGPTは普段の生活はもちろん、仕事でも活用できる便利な使い方があります。

しかしながら、ChatGPTを使いはじめだったり、使ったことがない人にとっては、いったい何が便利になるのか想像しにくいのも確かです。

また少しChatGPTに質問を投げてみても、便利そうだけど、どうやって活用したらいいのかいまいちピンとこないとお思いではないでしょうか。

実際にChatGPTを使いこなせると、1~2時間かけていたリサーチ業務を、10分に短縮することも可能です。

本記事では、仕事と普段の生活どちらでもすぐに実践できるよう、具体的な活用事例を8つお伝えいたします。

ChatGPTとは

ChatGPTは生成AIブームの火付け役

ChatGPTとは2022年11月(日本語対応は2023年5月)に公開された、OpenAI社が提供する対話型AIチャットサービスです。

生成AIブームの火付け役とも言われ、世界的に浸透している有名な生成AIサービスです。

ChatGPTの特徴(2024年9月最新)

無料で利用可能

ChatGPTは無料で使えます。

2024年9月時点ではChatGPT4-omniというバージョンが最新ですが、なんと最新バージョンを無料アカウントで利用することが可能です。

ただし無料で使う場合、利用回数等に制限がかかりるため、無料アカウントの枠では使いきれないと感じた場合は有料アカウントへの切り替えをおすすめします。(月額20$、約3,000円)

誰でも最先端の生成AI技術を体験できますので、まだの方はこの機会に触ってみてください。

 

人間同士の会話のように使えばOK

ChatGPTは、人間に伝えるように指示をだすことで、指示内容に沿った文章や画像を生成してくれます。

プログラミングのように専門的な知識は不要で、ChatGPTは誰でもすぐに使うことができる生成AIサービスです。

「○○について教えて」

「○○の方法を提案して」

などの簡単な指示で大丈夫です。

 

とはいえ、実際にChatGPTを使ってみると、便利そうだけど仕事や生活にはどうやって役立てるのがいいのか?ピンとこないのではないでしょうか。

次の章では、仕事や生活で役立つChatGPTの便利な使い方について解説します。ぜひ最後までお読みください。

 

ChatGPTの便利な使い方<8選>

①仕事編:調べごと/リサーチ

調べたいことがあれば、まずはなんでもChatGPTに聞いてみましょう。

Google検索などインターネットで調べていたことを、ChatGPTに質問することで、自分1人で調べるよりも数倍も効率よく情報収集ができます。

 

たとえば「リスキリング」という単語を調べる場合で比較してみましょう。

自分1人でインターネットで検索する場合、まず「リスキリング」と入力し、検索結果の見出しから欲しい回答がありそうな記事を探して読み込み、さらに必要があれば単語を調べて情報を整理するという工程が必要です。

それに対して、ChatGPTは1つ質問するだけで情報をまとめて教えてくれます。(下図参照)

調べたい単語について質問すれば、あとはChatGPTが情報をまとめて教えてくれるので、リサーチにかける時間を大幅に短縮することが可能です。

 

また実業務ではこんな場面でも使えます。

営業支援ツールについてリサーチしておいて

このように、上司から何をリサーチして報告するよう指示を受ける場面もあると思います。

みなさんならリサーチにどれくらい時間がかかりますか?

おそらく、自分1人でリサーチする場合、インターネットで「営業支援ツール」と検索するところから始まり、情報収集しながら商品名などの基本情報を収集していきます。そして各商品の機能を洗い出し、商品別に表にまとめる・・・など情報整理が必要です。

それがChatGPTであれば、すぐに欲しい情報が整理された形で手に入ります。

「営業支援ツールを調べています。サービス名とその機能を表にしてください」と質問してみましょう。

ChatGPTが基本情報を表形式でまとめてくれました。ここから更に自社の業務形態に合った商品を絞り込んだり、リサーチを深めることで、スピーディに上司へ報告できるようになります。

 

ChatGPTは常に最新情報を提供しているとは限りません。2024年9月時点、ChatGPTは2023年10月時点のデータが元となっています。
ただし、最新のChatGPT4-oは必要に応じてインターネット検索が可能です。ChatGPTの回答が最新情報かどうかは、ChatGPT本人に質問してみるといつ時点の情報か答えてくれます。

 

②仕事編:メール作成、添削

ChatGPTはメールのテンプレート作りやメール本文の作成もが可能です。

仕事で欠かせないコミュニケーションツールといえばメールですが、0から文章を打ち込むとなると、ちょっとしたメールでも作成には時間がかかります。

またメール作成時に、丁寧な日本語の言い回しや敬語の使い方などビジネス文章のマナーが分からず、インターネットで調べるという経験はよくあるはずです。

ChatGPTは、指定した条件に沿ったメール文章を作成してくれるため、メール作成にかかる時間を大幅短縮することが可能となります。

試しに、スケジュール調整するときのメールフォーマットをChatGPTに作ってもらいました。 

ChatGPTが作成した文章の「○○」の部分を入力すればメールは完成です。

③仕事編:報告書や提案書の作成

セミナー受講後の報告書の作成や、社内外で提案書を作成する際もChatGPTは役立ちます。

どんな内容にまとめれば良いのか、書式はどのような形式が良いのか、ChatGPTに相談しながらアイデアを貰うことで書類作成の効率が格段にあがります。

書きたいことがたくさんありすぎてまとまらないときにも、情報整理を依頼することが可能です。

ChatGPTを活用することで、書類作成にかける時間と労力を削減することができるようになります。

 

④仕事編:プレゼン資料や会議の構成案

プレゼン資料や会議についても、必要じな情報を伝えることで構成案を提案してもらえます。

1人で0から考えると時間がかかりますが、ChatGPTを使ってベースを作成してもらうことで、あとは自分でカスタマイズすればつかえます。

自分で作成した資料や準備の抜け漏れ確認にもなりますので、うまく活用してみてください。

 

⑤仕事編:アイデアだし

会議や企画に必要な意見やアイデア出しもChatGPTにお願いすることができます。

例えば、社内企画についてアイデア出しを依頼してみました。

ChatGPTは自分1人では追いつかないアイデアや、意見を出してくれるので、これまでにない発想に気付くこともできますし、こういった情報をすばやく整理することができます。

ChatGPTを普段の仕事に活用することで、各段に業務効率があがり、生産性が向上するのです。

 

⑥生活編:アイデアだし

仕事編でもご紹介しましたが、アイデアだしはChatGPTの得意分野です。

生活についても色々なことを質問してみましょう。

  • 料理のレシピ
  • 誕生日プレゼントの候補選び
  • 趣味に関すること
  • 勉強方法の相談 など

日本語だと検索しにくい、外国の絵本もChatGPTは紹介してくれます。

 

⑦生活編:やることリストの作成

毎日の家事のタスクや、旅行のプランもChatGPTと一緒に考えるとはかどります。

1泊2日の旅行プランも時刻や観光地情報付で提案してくれました(下図参照)

ChatGPTにやらなければならないことを伝えて、情報を整理してもらうだけで、行動スピードがぐっと上がります。

 

⑧生活編:ちょっとした相談ごと

ChatGPTはちょっとした相談にものってくれます。

生活の中でお困りごとが発生したとき、誰かに相談したい・意見をききたいと思った経験はありませんか。

でも、タイミングよく話しをきいてくれる人が目の前にいるとは限りません。

そんな時はChatGPTに聞いてみましょう。

 

例えば、エアコンのカビが気になってきたので、自分で掃除するべきかプロに頼むべきなのか聞いてみました。 

 

この回答の結論は、プロに頼んでみましょうでした。笑

誰かの意見を参考にしたいとき、ChatGPTはすぐに話を聞いてくれるの便利です。

 

みなさんも、ご紹介した便利な使い方を参考に、ChatGPTに質問してみてください。

ChatGPTへ質問するときのコツ

ChatGPTへどんな質問をしたらよいのか分かったところで、質問するときのコツもご紹介します。

ChatGPTは基本的にはなんでも回答してくれますが、一回の質問で大正解が得られるとは限りません。

質問の仕方によって回答の精度が変わります。

というのも、ChatGPTは人に例えると「医師国家試験に合格できるほど頭の良い新入社員」だとイメージしてください。

とても頭はいいのですが、新入社員なのできちんと指示を出さないと動けませんし、こちらの状況を察して動いてはくれません。

そこで今回は、ChatGPTへ質問するときに意識して欲しいコツを簡単にご紹介します。

 

具体的な質問をする

曖昧な質問や指示に対しては、曖昧な回答だったり、期待する回答とは別のものが返ってきてしまいます。

ChatGPTが何を回答したらいいのか理解できるよう、何を質問したいのか、どんな回答が欲しいのかを具体的に質問してください。

 

質問内容をシンプルにする

基本的に、なんでも答えてくれるChatGPTですが、質問はなるべくシンプルにすることで精度の高い回答が得られます。

新入社員だって、あれやこれやと複雑に指示されたら動けないですよね。

色々な質問を混ぜ込むのではなく、相手が理解でき回答しやすいように整理して質問してみましょう。

 

何度も質問する

期待する回答が得られない場合は、なんども質問をしてみてください。

ChatGPTは一回で理想の答えを返してくれるとは限りません。

人間同士の会話のように、「それは違うよ」「もっとこうして」と伝えることで会話の中で学習し、軌道修正をしてくれるようになります。

一度の回答で諦めず、ChatGPTとの会話してみるのもうまく活用するコツです。

 

ChatGPTに逆質問させる

ChatGPTの回答精度をあげるためには、ChatGPTから質問させる方法も有効です。

返ってきた回答に対して、
「より良い回答のために必要な場合は、私に質問してください」と質問してみてください。

そうすると、ChatGPTが質問をしてくれるためそれにこたえていくことで、こちらが欲しい精度の高い回答に行きつくことができます。

【番外編】音声入力で効率アップ

ChatGPTとの会話(チャット)を楽しみましょうといっても、人によってはキーボード入力が苦手な方もいらっしゃるはずです。

そんな方には音声入力機能がおすすめです。

chromeの拡張機能を使うことで、テキスト入力をタイピングではなく音声で行うことができるようになります。

(※ChatGPTのスマートフォン版であれば、音声入力ははじめから可能です。)

パソコンでの音声入力におすすめの拡張機能はこちら

Voice In 

こちらは無料版と有料版がありますが、無料版でもChatGPTへの音声入力は可能です。

またChatGPTだけでなく、さまざまなWebサイトでも使用できるため、タイピングにストレスを感じている方や効率よく文字入力がしたい方にはおすすめです。

 

ChatGPTを使う際の注意点

ChatGPTを使ううえで、気を付けて欲しいポイントを2つお伝えします。

特に仕事でChatGPTを使う際には重要となりますので必ず確認しておいてください。

過った情報である場合がある

ChatGPTの回答が全て正しいとは限りません。

Chatは膨大なデータベースから最適な回答を返してくれていますが、そのデータベースとなっている情報が必ずしも正確だとは言い切れないからです。

回答結果が正しいものかどうかは、きちんと自分の目で見て判断する必要があります。

ChatGPTで得られた回答をそのまま仕事で使うのではなく、自分の目で確かめ、必要に応じて手直しをしたり調べ直したりしてから使うようにしましょう。

最新情報ではない場合がある

ChatGPTは常に最新データに接続しているわけではないため、必ずしも最新情報を回答してくれているとは限りません。

元となるデータベースは定期的にアップデートされていますが、本日のニュースや明日の天気などはデータベースにはのっていません。

もちろん必要に応じてインターネット検索をしてくれるので、その情報が最新情報を元にしているのかどうかは、ChatGPTに確認してみましょう。

※2024年9月時点、ChatGPTは2023年10月時点のデータが元となっています。

まとめ

ChatGPTを使う前や使い始めの頃は、具体的にどんな活用ができるのかイメージできないかたも多いはずです。

今回ご紹介したChatGPTの便利な使い方を参考に、普段の仕事や生活に少しずつ取り入れてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました、