集中して目の前の仕事を最短で終わらせられたら・・・と考えていませんか?
本記事では、仕事で集中が続かないとお困りの方へ、その原因と対策を解説します。
やるべきタスクが目の前にあるのに
『気付いたら他のことを考えていた』
『なかなか手が進まなかった』
と集中が続かず想定以上に時間がかかり、後悔した経験は誰もがあるのではないでしょうか。
集中が切れてしまうと、生産性が下がり、あっと言う間に時間がすぎてしまいます。
この状態が続くと、仕事では成果が出せないばかりか、1日24時間を有意義に使えないと感じるため、自己肯定感も下がってしまいます。
また同じ条件でも、集中力を維持して仕事に取り組み、成果が出る人がいることも確かです。
自分が集中できない原因を知って、今日から集中力を上げていきましょう。
仕事で集中が続かない3つの原因
原因1:そもそも長い時間は集中できない
そもそも人間の集中力は長続きせず、集中できる限界時間は90分と言われています。
また最も高い集中力を発揮できるのは15分とされています。
つまり1日8時間働く場合、常に最高の集中を維持することは人間の仕組上難しいのです。
15分・90分という集中力が持続する仕組みをきちんと理解し、うまくスケジュールを組む必要があります。
原因2:気が散る要素がある
スマートフォンを手元に置いていたり、音楽を聴きながらだったり、読みかけの本が目に入るところに置いてあったり、集中が続かない原因は仕事をする環境にあるかもしれません。
集中できないということは、目の前のタスク以外のことに気が向いている状態です。
たとえば在宅ワークで家で仕事をする人の中には、家事が気になって仕事に集中できないという方もいます。
また机と椅子の高さが合わず使いにくさを感じたり、心配事や悩み事などといったことも、気が散ってしまい集中できない原因となります。
他のことが気になってしまうと、集中が切れ仕事を進める手が止まってしまうため、もし気が散って集中できていないという方は、その原因が何かを突き止めておきましょう。
原因3:疲労がたまっている
脳の疲労や、身体の疲労は集中が続かない原因となります。
脳が疲労すると、思考力や判断力が低下し、ミスや仕事効率が低下していくからです。
また身体の疲労は、自律神経が乱れさらなる体調不良に陥る原因ともなります。
脳や身体の状態が万全ではないと、集中して仕事に取り組むことは難しいです。
更に体調不良は、モチベーションの低下にも影響しますので、余計に仕事の生産性が落ち、仕事で結果が出せないという悪循環が続きます。
頑張って仕事をこなそうと努力しても、疲労がたまることによって生産性が落ちる可能性があるため適度な休息を心掛けましょう。
仕事の生産性が上がる!集中できる5つの対策
対策1:タスクを決める
1日のタスクを明確にし、やるべきことを把握することで集中して仕事に取り組むことができるようになります。
タスクが決定していることで全体像が把握でき、いつまでにどんなタスクを達成するべきかが優先順位を認識できるのです。
それにより、何から着手するかと悩む事も減り、効率よく仕事を進めることができます。
更に一つずつタスクをこなすことでモチベーション維持にもつながるため、タスクを決めておくことは集中を続けるためにも重要です。
対策2:仕事に必要な物だけ身の回りに置く
仕事とは関係ないものは排除し、仕事をするために整理された環境をつくることで集中力が高まります。
仕事に必要なものだけを置くことで、気が散ることがなくなるため、集中が突然切れることを防げます。
視界が仕事とは関係のない物であふれていると、『片付けをしたい』『あの本の続きが気になる』など仕事以外のことを考えてしまいます。
人間は誘惑には弱い生き物ですので、なるべく仕事と関係がないものは目に入らないようにしましょう。
対策3:マルチタスクをしない
人間の脳はマルチタスクに向かず、複数の作業を同時にこなすことは難しいと言われています。
マルチタスクになると、脳の機能が低下し、疲労と集中力が低下に繋がるからです。
たとえば作業途中に他のメールチェックをして返信するといった行為もマルチタスクにあたり、集中が続かない原因となります。
なるべく一つのタスクに集中できるようにスケジュールを組んでおきましょう。
対策4:しっかりと休む時間をとる
仕事中も仕事以外でも、意識して休む時間を取るようにしましょう。
休憩することで、疲労がたまった脳や身体は回復し、集中力の向上にもつながります。
適度な休憩は精神的な疲れも回復するため、ストレス解消とモチベーションの維持にも効果的です。
また睡眠不足は判断力と思考力を鈍らせるため、必ず十分な睡眠時間を確保しましょう。
仕事の生産性を上げるためにも、適切な休みによる脳と身体の回復は必要不可欠です。
対策5:時間管理をする(ポモドーロテクニックがおすすめ)
集中するためにも、時間管理は大切です。
時間を意識して仕事に取り組むことで、だらだらと時間が経過することを防ぎ生産性を上げることが出来ます。
また作業する時間は細かく区切ると効果的です。なぜなら人間の集中持続時間には限界があり、最も深い集中が続くのが15分、長くても90分が限界だからです。
今回は、時間管理術として有名な「ポモドーロテクニック」をご紹介します。
生産性が上がることで話題になった手法で、短時間に集中して作業を行い休憩を挟む、というサイクルを繰り返していくものです。
この方法を取り入れることで、時間を意識して仕事に取り掛かることができるため、生産性を上げるための工夫をするようになります。また、しっかりと休憩時間をはさむことで、脳の疲労を和らげます。
ポモドーロテクニックのやり方
タスクを決め、時間を測るためのタイマーを用意します。
25分作業をしたら5分休む、これを4回繰り返し、4回目の休憩は15~30分と長めに取ります。
このサイクルを繰り返すことで時間を意識し、集中を継続させながら、かつ疲労回復を挟みつつ、仕事に取り組むことが可能です。
ぜひ試してみてください!
まとめ
集中が続かない原因には、人間の性質だったり、環境だったりと様々な原因があります。
自分が集中できない原因はどこにあるのかがを考えることで、取るべき対策も決まってくるはずです。
頑張って集中するのではなく、仕組みを理解しておきましょう。
集中力を上げることは仕事で結果を出すことにも繋がり、その結果、自己肯定感もあがっていきます。
ぜひ、改善点がないか自分に当てはめてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。